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「寿公園」にある「中江種造」さんの銅像です。
寿公園は、碁盤の目に整理された市街地の道路のなかに、パリの凱旋門のある「エトワール広場」(シャルル・ド・ゴール広場)を思わせるちょっと異質な「ラウンドアバウト方式」のロータリー交差点になっています。
中江さんは、豊岡出身で「鉱山王」としても知られますが、毎年豊岡の町が水害に襲われ飲食用などに使う井戸水が汚染されることを憂い、疫病の流行を防ぐために上水道を敷設してほしいと、大正10年、当時のお金で33万円の私財を寄付しました。
これにより、兵庫県下でも神戸・尼崎・高砂に次いで4番目と比較的早く、大正11年に上水道が完成しました。
今もきれいな水が流れる「二見水源地」
「神武山」中腹にある「旧配水池」
「旧配水池」の説明板
5月11日はその竣工の日です。
今年は中江種造翁の篤志寄付により豊岡町に上水道が創設されてから100年を迎える節目の年になります。
市民は、その恩恵を忘れないよう、大正14年、翁の80歳を祝って「寿公園」に銅像を建立し、例年この日に中江さんに感謝をささげる「水道祭」が行われます。
豊岡の人たちはここを「どうぞうさん」または「ロータリー」と呼んでいます。
この後すぐ、大正14年5月23日に豊岡は「北但大震災」に見舞われます。
「北但大震災」発生時の写真。中央に「寿公園」が見えます。右端は「豊岡駅」
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