白鳥やコウノトリの古称である「鵠」(くぐい)の名を持つ神社とあって、コウノトリの描かれたお守りや絵馬が子授け・安産祈願などにご利益があると評判。
祭神は多紀理比売命(たぎりひめのみこと)、天湯河板拳命(あまゆかわのたなのみこと)とされています。もとは胸形(むなかた)大明神と称し、木の神である久久能智命(くくのちのみこと)を祀っていました。
本殿は三間社流造り・こけら葺の構成様式で、室町末期の再建と推定されています。また、『日本書紀』によると垂仁天皇の勅命で鵠を追った天湯河板拳命は但馬か出雲で捕えたとされています。
延喜式内社 国指定重要文化財(本殿)
所 | 豊岡市下宮 |
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問 | 豊岡観光協会 0796-22-8111 |
地元では「サカタルさん」と呼ばれており、境内入り口の両脇に酒の瓶を表すと思われる「甕石」が狛犬のように置かれています。
祭神は酒造司の守護神である酒弥豆男命(さかみずおのみこと)、酒弥豆女命。永享10年(1438)から十数年かけて再建された一間社流造の本殿は室町期の但馬地方を代表する建物で、中嶋神社と同じ宮大工の大伴久清によるものとわかっています。
法花寺は民俗芸能「法花寺万歳」を伝承している地域でもあります。
延喜式内社 国指定重要文化財(本殿)
所 | 豊岡市法花寺725-1 |
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問 | 豊岡観光協会 0796-22-8111 |
推古天皇の御代に創立されたと伝わる古社。正長元年(1428)室町中期、但馬の領主・山名氏により建立された本殿は二間社流造です。
祭神は但馬開発の祖神・天日槍命の子孫にあたる田道間守(たじまもり)命。田道間守命は垂仁天皇の命で常世の国から不老長寿の妙薬として非時香果(ときじくのかぐのこのみ)を持ち帰りました。
それが菓子の最上品とされた橘であったことから田道間守命はお菓子の神様として信仰をあつめ、毎年4月第3曜日に招福・家業発展を祈願して行われる「橘菓祭」には全国から菓子業者が訪れます。
延喜式内社 国指定重要文化財(本殿)
所 | 豊岡市三宅 |
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問 | 0796-27-0013 |